みなさんこんにちは六条です。
皆さんは【土用丑の日】という言葉を聞くと、『そうだ!!うなぎを食べよう!!』という気持ちになりませんか?
なぜなのでしょう??
栄養があるから?旬だから?
実は違うのです〜〜。
2018年『夏の』土用丑の日は2回
今年、2018年『夏の』土用丑の日は7月20日(金)、8月1日(水)です。
どうして『夏の』が付くのかというと、
『土用』とは季節の変わり目の期間(約18日)を指す言葉であり、春夏秋冬のどの季節にもあるからです。
春の土用
春の土用は戌の日に『い』の食べ物、白いものが五月病やうつ症状などに効くとされています。
- いわし・いちご・イカ・インゲン豆・芋・大根・しらすなど
夏の土用
夏の土用は丑の日に『う』の食べ物や黒いものが夏バテや熱中症などに効くとされています。
- うなぎ・梅干し・うどん・瓜・土用しじみ・土用たまごなど
秋の土用
秋の土用は辰の日に『た』のつくものや青いものが夏の疲れや老いなどに効くとされています。
- 青魚のさんま・大根・たまねぎなど
冬の土用
冬の土用は未の日に『ひ』のつくものや赤いものがインフルエンザや風邪に効くとされています。
- ヒラメ・ヒラマサ・トマト
お気付きかと思いますが、夏の土用丑の日のは【うなぎ】以外にも体に良い食べ物があります。
うなぎの旬の時期は秋から冬
現代ではほとんどが養殖で、旬の時期はなく、いつも美味しく食べられるようです。
そして、天然のうなぎは気温が下がり始める10月頃の冬眠に備えて栄養を蓄えた秋から冬が旬の時期になるそう。
実は夏は正確な旬の時期ではないようです。
しかしうなぎは奈良時代から消化吸収に良く、胃腸に優しい精のつく食べ物として知られ、良質なタンパク質や脂質、ビタミンA、ミネラル、カルシウムなどがバランスよく含まれているので、旬は夏ではないですが、栄養学上、夏バテに効果のある食べ物になります。
うなぎの蒲焼き1枚で成人が1日に必要なビタミンAを摂取することが可能です。
幕末の万能学者、平賀源内による販売戦略
どうして旬ではないうなぎが夏の土用丑の日で食べられるようになったのかというと、諸説あるそうですが、
江戸時代、『夏場にうなぎが売れないので何とかしたい』という鰻屋の知人の為に
『本日、土用の丑の日』と書いて張り紙をしたところ、大繁盛したという話が有力です。
『本日、土用の丑の日』は平賀源内が作った宣伝文句だったのです。
この大繁盛を知った他の鰻屋は真似をし、土用の丑の日にうなぎを食べる風習が生まれたそうです。
平賀源内(ひらがげんない)は『う』の付く食べ物が夏に良いということを知っていて、そのことを用いて鰻屋の『うなぎ』の販売に成功したのです、すごいですね。
知人の鰻屋さんも繁盛できて良かったです!
経営を続ける為に、売れない時には一人で悩みがちですが、違う環境や分野の人に相談すると思いがけない方法が見付かるものなのですね!!!
12支の誕生と、猫年はある?!
土用の『丑(うし)の日』の『丑(うし)』は、
ね、うし、とら、の12の干支(えと)のひとつを指します。
12支は中国が発祥で昔から日本でも時間や暦、方位に用いられてきました。
漢字では
『子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥』です。
よく神社で酉の市のお祭りがありますが、このお祭りは暦上の酉の日に開催されています。
神様による動物レース
どうして12支の順番はネズミからなのかというと、
昔神様が、動物たちに、『レースで到着した1位の動物から順番に、1年交代で大将にする』と言いました。
しかし、ネコはこの話を聞き漏らしました。
ネコはネズミに聞くと、ネズミはわざと1日遅れの日を教えました。←ひどい
そして足の遅いウシは誰よりも早く出発し、ゴールの扉が開くのを待っていたのですが、こっそり背中に乗っていたネズミがいち早く飛び降り1位ネズミ、2位ウシ、3位トラ・・・という順番になりました。
今でもネコがネズミを追いかけているのは、この時の恨みがあるからだとか。
世界の12支にはネコ年が存在する!!
実は、チベットやタイ、ベラルーシ、ベトナム、ブルガリア、では12支の中にネコが入っているのだそうです!!!!
猫年には縁起物の可愛い猫の置物やグッズがあるそうなので、猫好きの私には堪らん1年となりそうです!
日本でも猫年祝いたい〜〜!!
私、猫アレルギー持っていますが。泣
最後に
今年は40度も超える程の暑さが日本を襲いましたが、皆さん、うなぎや『う』のつくものを食べて、夏を乗り切りましょう〜〜〜!!!
体調気を付けてくださいね☆