ヤマモトメディアをご覧の皆さんこんにちは。
昨日、新型肺炎コロナウイルスによる感染の影響で、神奈川県在住の80代の女性がお亡くなりになりました。
国内での死者は初めて。また、この女性は日本国籍で渡航歴はありませんでした。
最近では、渡航歴や流行地域での滞在歴がなくても、感染しているケースが出ており、不安を感じると思いますが、
国内の感染者は、高齢、免疫力の低さ、持病を持っているなどの理由を持っています。
極端に恐れず、現状を正しく認識し、日々の感染予防を徹底しましょう。
引用元:新型コロナウイルス感染症 実際に診た医師の印象
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200206-00162051/
コールセンター、問い合わせ先一覧
以下の4点、新型コロナウイルス感染症が疑われる方は、一般の方との接触がない診療体制の整った医療機関への受診が必要となるので、
各都道府県が公表しているセンターへ問い合わせしましょう。
【東京都の感染症帰国者・接触者相談センター】
電話番号:03-5320-4509
受付時間:午前9時から午後9時まで(土日、祝日含む。)
対応内容:感染予防に関することや、心配症状が出た時の対応など、新型コロナウイルス感染症に関する相談
引用元:厚生労働省HP
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronasodan.html
全国の新型コロナウイルス感染症帰国者・接触者相談センターがまとめられているHPはこちら。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
新型コロナウイルス感染症が疑われる方
1、発熱または咳などの呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、新型コロナウイルス感染症であると確定したものと濃厚接触があるもの
2、37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に中国湖北省あるいは、浙江省に渡航又は、居住していたもの
3、37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に中国湖北省あるいは浙江省に渡航または居住していたものと濃厚接触があるもの
4、発熱、呼吸器症状その他の感染症を疑われるような症状のうち、医師が一般に認められている医学的知見に基づき、集中治療その他これに準ずるものが必要であり、かつ、直ちに特定の感染症と診断することができないと判断し、(感染症の予防及び、感染症の患者に対する医療に関する法律第14条第1項に規定する厚生労働省令で定める擬似症に相当)、新型コロナウイルス感染症の識別を要したもの
厚生労働省の電話相談窓口
電話番号:0120-565653(フリーダイヤル)
受付時間:午前9時から午後9時まで(土日、祝日含む)
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09347.html
外国人旅行者向けコールセンター(観光庁)
日本政府観光局(JNTO)では、非常時の外国人旅行者の安全・安心確保のため、 365日
24時間多言語で対応するコールセンター【Japan Visitor Hotline】を開設しており、
やむを得ないホテルのキャンセル料の返金の問い合わせや、新型コロナウイルス関連の
問い合わせに対応しています。
電話番号:050-3816-2787
受付時間:365日、24時間
対応言語:英語、中国語、韓国語、日本語
対応範囲:緊急時案内(病気・事故等)、災害時案内、一般観光案内
引用元:観光庁 外国人旅行者向けコールセンターのお知らせ
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics08_000143.html
◆新型コロナウイルスの特徴◆
今までヒトに感染するウイルスとは異なる新型のコロナウイルスはCOVID-19と呼ばれ、主に呼吸器感染を引き起こします。
病原性はMERSやSARSより低いレベルです。
◆感染経路と感染力◆
新型コロナウイルスは、飛沫や接触で、ヒトからヒトへ感染を起こします。
空気感染は否定的です。感染力は一人の感染者から2~3人程度に感染させると言われています。
◆世界でみる感染状況◆
2020年2月12日時点、感染者数は全世界で約4万4千人、死亡者数は約1,100人となっています。中国における感染者が圧倒的に多く、世界20カ国以上で感染者が報告されている状況です。
日本では1月3日に国内初の感染例が報告されました。
◆感染後の病態や症状◆
新型コロナウイルスは呼吸器系の感染が主体です。
ウイルスの主な感染部位によって上気道炎、気管支炎、および肺炎を発症すると考えられます。感染しても無症状で経過してウイルスが排除される例も存在すると考えられます。
感染者の症状としては、
・発熱
・咳
・筋肉痛
・倦怠感
・呼吸困難
などが比較的多くみられ、
・頭痛
・喀痰(かくたん)(たんが出ること)
・血痰(けったん)(たんに血が混ざること)
・下痢
などを伴う例も認められています。
一般的に呼吸困難を認める場合は肺炎を発症しているものと推測されますが、上気道炎の症状が主体であっても肺炎の存在が確認される例や、一週間以上の上気道炎症状が続いた後に肺炎が出現する例もあります。
◆医療による診断方法◆
新型コロナウイルス感染症に特異的な症状や所見はありません。
認めやすい症状の特徴としては、長く続く発熱と強い倦怠感であると言われています。
診断で重要なのは、肺炎の有無を確認することであり、疑わしい場合は胸部X線、あるいは胸部CT検査を行う必要があります。
◆肺炎と診断された場合◆
肺炎と診断された場合は肺炎球菌やレジオネラ属菌の尿中抗原検出、マイコプラズマ遺伝子検出、呼吸器検体の培養、血液培養など他の原因病原体の検索を併せて行いましょう。
◆治療方法やワクチン◆
現在、新型コロナウイルスのワクチンは存在しません。
有効性が証明された治療もないですが、ただ、抗HIV薬などの投与が有効であったという報告があり、特にロビナビル/リトナビルについては今後さらに治療効果が検証されれば治療薬としての可能性が期待されています。
現時点における治療の基本は対症療法です。
輸血や酸素投与、昇圧剤等の全身管理を行います。
◆感染対策◆
まず、呼吸器衛生、咳エチケットの徹底です。
アルコール手指消毒薬は新型コロナウイルスの消毒に有効です。適切なタイミングで実施しましょう。
◆法律上の規定◆
新型コロナウイルスの感染症は指定感染症に指定されています。
それに伴い、患者を見つけた医師には報告義務があり、都道府県知事は患者に入院を勧告し、全国約400の指定医療機関への強制的な入院措置が行われます。
患者には一定期間、就業制限の指示を出すことができます。入院中の治療費は公費負担となります。
引用元:一般社団法人 日本環境感染学会
【医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド】
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide1.pdf