ヤマモトメディアの皆さんこんにちは!
新聞を読んでいたら、スーパーコンピューターに名前【富岳(ふがく)】が付いており、
その名前のロゴが発表されたことを知りました!!
スーファミならぬ、スパコンとは!?
すごく計算が早い大型コンピュータ
スーパーコンピューターとは、科学技術計算を主として、対規模で超高速、高機能のメインフレームコンピュータを指します。
日本国内での略称は【スパコン】。
スパコン出荷台数トップ5
レノボ(中国国家機関)
浪潮(中国国家機関)
曙光(中国国家機関)
HPE(アメリカ)
クレイ(アメリカ)
日本のメーカーは作成するスパコンの台数が少なく、ほぼ国内利用向けです。
世界各国のスパコンの利用方法がすごい・・・
スーパーコンピューターは、有限要素法や境界要素法などに基づく構造解析、気象予測、分子動力学、天文学、最適化問題、金融の対規模数値解析に基づくシミュレーション、CAFなどに利用されています。
欧州では、軍事産業や、気象用、自動車・航空関係開発に導入されています。
中国では、市民監視システム、治安維持に利用されています。
台湾では、遺伝解析に、遺伝子改造にスパコンが使用され、日本産のメダカに遺伝子改造して、深海魚から取り出した発光する遺伝子を組み込み、発光魚として世界各地に輸出されています。
スーパーコンピューター京
2012年6月に完成した、当時世界で最も速いスーパーコンピュータ【京】は,
1秒に1京回の計算ができる性能を持っており、理化学研究所と富士通が共同で開発しました。総開発費は1,120億円。
コンピュータシミュレーションで結果を得る為には莫大な計算を処理する必要があります。
【京】にはコンピュータの心臓部であるCPU(演算装置)が、普通のPCでは1個だけなのですが、8万個以上も搭載されています。また、ネットワークを繋ぐケーブルの総本数は20万本以上、長さの合計は1200kmにものぼります。
京の100倍の計算速度、富岳!!!
理化学研究所は、2021年を目処に【富岳(ふがく)】を【京】の後継機として運用します。
富岳は、富士山の異名で、ロゴマークは富士山をかたどり、真ん中には『富岳』の文字
。
富岳は京の100倍の計算速度を目指しています。
今後【京】は研究者や企業による利用を停止し、解体され、【富岳】は同じ場所に設置されます。
【富岳の今後】
富岳は1,100億円の国費を投じるプロジェクト。
富岳設置後は、創薬や地震・津波などの防災シミュレーションに加え、AI、ビッグデータ分析の基盤、宇宙の進化などを探る研究として活用されます。
引用元:理化学研究所