
あなたはメディカルツーリズムという言葉をきいたことがありますか?
医療観光(いりょうかんこう、医療ツーリズム、メディカルツーリズム、英語: Medical Tourism)とは、居住国とは異なる国や地域を訪ねて医療サービス(診断や治療など)を受けることです。
タイでは主力観光産業の1つとしてメディカルツーリズムに力を入れています。
タイのメディカルツーリズム事情
タイでは主に中心地であるバンコクにある大規模な私立病院が、海外からくる観光者向けの診察を積極的に受け入れています。
世界各国の言語に対応していて、
英語・日本語・中国語・アラビア語など母国語で治療を受けることも可能です。
病院での治療費が高いと言われているアメリカ合衆国といった欧米人も、
高額費用がかかる手術を受けるためだけに渡航するとも言われています。
視力のレーシック手術、ダイエット、性別適合手術、美容整形外科手術など、医療保険が適用されない治療においても、比較的他の国より安価で受けることが可能です。
美容整形大国として有名
美容整形で有名な国といえば韓国ですが、タイも負けていません。
街を歩いていればコンビニと同じくらいの感覚で美容クリニックが至る所にあります。
東南アジアだし物価も安いし技術的にどうなの?
という不安の声が上がりそうですが、その数は世界一と言われているくらいレディーボーイ(日本でいうオネエの方)が多い国なんです。
そのため、世界各国からLGBTと呼ばれている人たちが性転換手術を受けにタイへ集まります。
性転換手術が日常的に行われていることもあり美容外科手術の技術は元々高いそうです。
タイの医療技術は高い?
タイではJCIと呼ばれている国際基準を満たした病院が東南アジア最多の66施設存在しています。
ちなみに日本は28施設です。
(2019年2月28日現在)
最新情報はJCI公式サイト(英語)より確認できます。
JCIとは米国の医療機関を対象とした第三者評価機構Joint Commission(元JCAHO:1951年設立)の国際部門として1994年に設立された医療機能評価機構です。
本部はシカゴにあり、「医療の質と患者安全の継続的な改善」を目的として、世界90カ国以上における医療機関および政府機構を支援しています。
JCIは世界的にも審査基準が厳しく、JCIを取得できるのは世界の上位1~2%の病院であると言われています。
引用元:済生会熊本病院
タイの優秀なドクターたちはアメリカやドイツ先進国で医療を学び、母国に帰ってくる人も多いとのこと。
これはかなり信頼できそうです。
まとめ
日本では保険適応外の先進医療は裕福層しか受けられないのが現状です。
今は健康体で病気とは無縁の生活だったとしても、
将来はどうなるかはわかりません。
ただ、日本よりも物価が低いタイで先進医療が受けられるという情報を知っているだけでも今後の選択肢が広がることは間違いありません。
ぜひ頭の片隅にでもこの情報を入れておいてもらえたら嬉しいです。