PAGE TOP

僕たちはまだ何も知らない。 知っているだけで差がつく情報がここにあります。

BLOG

台風はどうやってできるの?

カテゴリー:体験

皆さんこんにちは、昨夜は急な雷雨でびしょ濡れになりました、六条です。

 

皆さん大丈夫だったでしょうか?

 

くれぐれもご自愛ください。

 

2018年の8月は何かと台風のニュースが多いイメージでした、まだまだ台風は発生する季節です。

 

もし今、台風が発生した場合、

 

8月中による台風発生個数は9個目で、24年ぶりの観測となるそうです。

 

台風の仕組みと発生する場所

 

台風は、海の水が太陽光によって熱され、蒸発し、熱い湿った空気が上昇気流になり発生します。強い風と雨を伴うことが特徴です。

 

なので暑い日々が続く、夏から秋にかけて多く台風が発生します。

 

発生する場所は日本の南側の位置、亜熱帯や熱帯、赤道付近の海の上で、台風になる前は熱帯低気圧と呼びます。

 

熱帯低気圧と温帯低気圧の違いは、温帯低気圧には前線があり、風速が台風規模になっても台風とは呼ばないことです。

 

世界では台風の基準や呼び名は様々です

 

日本では熱帯低気圧の中心付近の最大風速が34ノット以上になると台風に認定されます。

 

気象庁風力階級による34ノットの陸上の状況は『小枝が折れ、風に向かうと歩けない』です。

 

国際区分では最大風速が34ノット以上48ノット未満のものを『トロピカル・ストーム』、最大風速が48ノット以上64ノット未満のものを『シビア・トロピカル・ストーム』、最大風速64ノット以上のものを発生した場所によって『タイフーン』、『ハリケーン』、『サイクロン』と呼びます。

 

ハリケーンの語源はマヤ神話の創造神の1柱である『フラカン』が由来

『マヤ神話』とは、メキシコや中央アメリカ北西部あたりのユカタン半島やマヤ地域で発生していたマヤ文明の頃に伝承されものです。

 

ハリケーンは『フラカン(Huracan)』という神が語源となりました。

 

フラカンはマヤ神話に登場する風、嵐、火などを司る創造神で、3回にわたる人類の創造に関わりました。

 

その途中で、知恵がなく神をないがしろにした人類に対して暴風雨や大洪水を起こして滅ぼしたり、神と同様な能力を持った人間の眼に息を吹きかけ一部しか見えないようにしました。

 

台風の語源

日本で『台風』という呼称・表記が定まったのは1956年(昭和31年)でした。

 

日本では11世紀初頭の『枕草子』、『源氏物語』から、野の草を吹いて分ける様子より、野分(のわき、のわけ)と呼んでいましたが、

 

その後、明治末頃に、『颱風』という言葉が生まれ、1956年の同音の漢字による書きかえの制定によって『台風』と書かれるようになりました。

 

しかし台風の由来には諸説あります。

 

他には、ギリシア神話の『デュポン』という恐ろしく巨大な怪物『Typhon』

が『typhoon』→『颱風』になった説や、

アラビア語起源、ペルシア語起源、中国広東省起源、沖縄の気象学者の名前の造語という説があります。

 

 

台風はなぜ反時計回りの左回りなのか?

 

台風にはコリオリ力(こりおりりょく)が影響しています。

 

コリオリ力とは惰性力の一種で高校の物理や地学で学習します。

 

視点を変えることにより、地球の回転が左向きになるか、右向きになるかが変わり、物体の運動方向の向きが変わってきます。

日本は北半球にあり、北半球は右回りに回転しているので、日本付近で発生した台風は左回りなのです。

 

もし南半球で熱帯低気圧等が発生した場合は、南半球は左回転しているので、右回りに渦を巻きます。

 

 

台風の呼称、日本は発生順に番号を付ける

 

アメリカではハリケーンの名称として英語圏の男女の人名リストが使用されます。名前は繰り返し使用され大きな被害を及ぼした台風については名前リストから削除され、次回以降は同じ名前が使用されることはありません。

 

日本では、気象庁が毎年1月1日以降より発生した台風を第1号として発生した順番に番号をつけています。

 

また、2000年からは台風委員会(日本を含む14カ国)で決めた140個の名前を順番に台風に付けて呼んでいます。

 

例えば、カンボジアでは象の意味の『ダムレイ』、中国ではイソギンチャクの『ハイクイ』、香港では旧空港名の『カイタク』、ラオスでは高原の名前の『ボラヴェン』、マレーシアでは淡水魚の名前の『ジェラワット』、世界の男女の名前や自然物の名前が付けられています。

 

日本はやぎ座の『ヤギ』、うさぎ座の『ウサギ』、かじき座の『カジキ』、かんむり座の『カンムリ』など星座の名前を付けています。

 

 

台風に備えましょう

 

普段からできる防災対策は、水害に備え、排水溝の掃除をし、水はけをよくすることです。

 

また、ライフラインが途絶えたことを想定して、非常用品の備え

(懐中電灯、予備電池、ライター、マッチ、携帯ラジオやワンセグ携帯、非常用食品、着替え、タオル、救急薬品、貴重品(公衆電話に使える10円玉も)、水)や、

 

家族で緊急連絡先の手段と落ち合う場所などを決めておきましょう。

 

暴風や突風にあおられて転倒する危険があるので外出は控えましょう。

 

大雨の際の車での避難は、降水量によってワイパーが効かず、ブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)可能性があるので注意しましょう。

 

避難する際には火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しましょう。

 

最後に

台風の名前が神話の神様からきていたり、日本は台風に星座の名前を付け、天気と天体を掛け合わせたり、台風は怖いイメージでしたが、神秘的な部分もあることを初めて知りました。

 

台風や雷、天気ひとつとっても人類は何も抵抗できないですが、恵の雨というように、

地球にとっては必要なことで、起こるべきして起きている現象なのだと受け止めると、少しは気持ちが晴れ、そのうち天気も晴れるかもしれません。

 

太陽は必ず顔を出してくれます。

晴れたら何をしたいですか?誰に会いに行きたいですか?(^^)

天気が悪くて何もできない時は、計画や準備をすることで楽しく過ごせそうですね☆